看護師の日常業務の中には電話対応業務も含まれます。病棟勤務を開始してからの日数が浅いうちには、電話対応を引き受ける機会が多くなりがちです。新人としてできることを求められた際に、電話対応や雑務が相応しいと判断されるからです。病院で電話を受ける際には、マナーを意識した対応を行なう必要があります。電話を掛けて来た相手を待たせ過ぎることなく、迅速に電話を受けることを心がけましょう。電話を受ける時にはメモを取ることを忘れないことも大切です。病棟に掛かってくる電話には急を要するものも少なくはありません。伝言ミスを防ぐためにも、通話内容をメモに残すようにしましょう。
電話対応を行なう場面は病棟での勤務だけではありません。在宅医療が浸透するに従い、医療系コールセンターで就業する看護師も増えてきています。自身が培って来た看護キャリアを活かし、病気や怪我についての対処法を電話を通じて伝えていくのが仕事です。医療系コールセンターで就業する方には、介護や出産などの家庭の事情により、フルタイムでの就業が難しくなった看護師の方が多く見られます。病棟での勤務が出来なくなった方であっても、自身のキャリアや知識を活かした就業を行なうことが電話対応業務により実現していくのです。
病棟での勤務における電話対応であっても、医療系コールセンターでの就業の際にも、マナーを守った電話対応を心がけることが大切です。相手の心情を汲み取り、適切な応対を行なうことを心がけましょう。