電話対応で失敗しないためのコツ

看護師になると、看護の仕事だけでなく電話対応をしなければならないことも少なくありません。しかし、若い新人看護師の場合は、電話で話すことが少なくなっている世代ということもあり、電話が苦手な人も多いのではないでしょうか。経験がないことをいきなりやって下さいと言われても、緊張して上手くできないのは当然のことです。そのため、少しずつ慣れていくしかないのですが、最低限抑えておきたい電話対応のコツを知っておくと、失敗を少なくすることができます。

そのコツとは、電話を受けた場合は「相手は誰なのかを聞くこと」と、「相手が伝えたい用件が何かを聞くこと」の2点です。とても基本的なことですが、最低限これだけ押さえておけば、電話の内容を把握して、その内容に応じた対応をすることが可能です。そして電話を受けた場合は、メモをしておくと電話の内容を忘れずに済みます。また、自分では判断できないような場合は、無理に答えずに「一度確認して折り返し電話します」と言っておけば問題ありませんし、先輩看護師が近くにいるなら、その人に電話を代わってもらうのも良いでしょう。

では逆に、こちらから相手に電話を掛ける場合はどうしたらいいのかというと、その場合も「自分が誰なのかを伝えること」と「用件をはっきり伝えること」の2点が大切になります。用件については、あらかじめ箇条書きのメモを書いておくと必要なことを伝えることができますし、慌てないで済みます。また、職場によっては電話対応研修をやっているところもあるので、自信がない人は、そうした研修で基本的な電話対応の仕方をよく学ぶと良いでしょう。